ガラスオーダーによる棚板製作と耐荷重の考え方
ガラスオーダーによる棚板製作と耐荷重の考え方
ガラスオーダーで棚板を製作する際の最も重要な考え方は、載せる物の重さに耐えうる「耐荷重の算出」とそれに基づく「厚みとサポート方法の選定」です。ガラス棚板の耐荷重は、ガラスの種類(通常ガラスか強化ガラスか)、ガラスの厚み、そして両端の支柱間の距離(スパン)のバランスによって決定されます。同じ厚みであっても、通常ガラスに比べて強化ガラスは約3〜5倍の強度を持つため、棚板用途には安全性の高い強化ガラスを選ぶのが基本です。設計時の注意点として、支えとなるブラケット(棚受け)の間隔が広くなるほど、ガラスは中央でたわみやすくなり耐荷重は低下します。例えば、本や食器など重量のあるものを載せる場合、スパンを短く設定するか、ガラスの厚みを8mm〜10mm以上に厚くする必要があります。さらに、荷重が1点に集中する「集中荷重」を避け、全体に分散させる「等分布荷重」を意識したディスプレイ計画を立てることが、安全で美しいガラス棚板を実現する鉄則です。
ガラスオーダーで依頼できる穴あけ加工の種類
ガラスのオーダーメイドで依頼できる主な穴あけ加工には用途や形状に合わせた多様な種類があります。もっとも一般的なのが配線を通す穴や固定用のボルトを差し込むための円形の穴を開ける「丸穴加工」で専用工具を用いて様々な直径に対応します。またスイッチパネルやモニターの埋め込み、ペットドアの設置などに用いられる四角い空間をくり抜く「角穴加工」もあり、こちらはガラスの強度の都合上、四角形の四隅に少し丸みを持たせるのが一般的です。さらに枠のないガラス扉にヒンジやカギなどの金物を取り付けるための「丁番穴あけ加工」や、ガラスの表面を完全に貫通させずに一定の深さだけを削る「ザグリ加工(止まり穴)」、ガラスの端を部分的に切り取る「エグリ、切り欠き加工」などもオーダーが可能です。これらの加工はガラスを強化する前に行う必要があり、用途に応じた正確な位置やサイズでの指定が求められます。